近年の大型台風・集中豪雨などの異常気象や地震などの天災により、日本の地下は悲鳴を上げています。地すべりもその一つです。

全国における地すべり危険箇所は2万箇所以上あり、大分県内でも222箇所の地すべり危険地域があります。その内、H17.10現在で法指定されている地すべり防止区域は80箇所あります。

地すべりを止める
地すべり対策工法は、抑制工と抑止工に区分されます。

抑制工
 地形や地下水の状態を変化させることにより、滑ろうとする力と止めようとする力のバランスをとり、地すべり活動を緩和させる工法です。代表的な工法は、横ボーリング工、集水井戸工、排土盛土工、擁壁工、水路工などがあります。

◇横ボーリング
 地すべり区域の地下水位を低下させる目的で行われます。削孔には、通常ロータリーパーカッションが使用されます。削孔完了後にストレーナー加工した保孔管を挿入し、地下水を排除します。

 横ボーリング完了後、塩ビ管等を利用して河川などへ速やかに地下水の排除を行います。

◇集水井戸工

 深いすべり面での地下水の集水や横ボーリングの延長が長くなる場合に計画されます。
掘削には、クラムシェル掘削機が使用されます。

 0.5mから1m程度掘削しライナープレートを組立てます。
 掘削完了後、集排水ボーリングを実施します。

 井戸は立入防護柵を設置し完了します。

抑止工
 構造物の持つ抵抗力で地すべり活動を一部又は全部停止させる工法です。代表的な工法は、抑止杭工、アンカー工、シャフト工などがあります。

◇抑止杭工
 杭を不動地盤まで挿入することにより地すべり土塊の滑動力に対し、直接抵抗させる工法です。大口径ボーリングマシーンで掘削を行い、杭(鋼管杭が使用されることが多い)を建込ます。
 近年では、低振動型のエアーハンマー掘削機が開発され、地すべり工事でも使用されることが多くなっています。
◇アンカー工
 アンカー工は安定基盤内に定着させたアンカー鋼材の引張強さを利用して、地すべり滑動力に対抗する工法です。
 詳細は、技術情報「法面保護工事」を参照にしてください。

■主要工事実績
地すべり灘手防止対策工事(抑止杭、集水井戸、集排水ボーリング)
地すべり田平抑制工工事(集水井戸、集排水ボーリング)
地すべり北平抑制・抑止工工事 (抑止杭、集水井戸、集排水ボーリング)
地対第1号地すべり工事(汗入場地区) (集水井戸、集排水ボーリング)





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