大分県の地質調査・土質試験・法面保護工事・地すべり対策工事・地下水温泉開発・土木工事・管設備工事
 

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地下水温泉開発部門

●文献、資料調査
 当社では、数多くの施工実績から地下情報を多数保有しています。
●VLF電磁法探査
 周波数10KHZ~30KHZ人工信号源を利用して、地下を評価します。
 測定器が軽量で操作が簡単なため容易に行える利点が有ります。

VLF電磁探査機

●電気探査(可充電率法)
 可充電率法では、地下に電気を送りその比抵抗値を測定する他、分極率と可充電率を同時に測定し、より高精度に地下水を調べます。


 
可充電率法電気探査機器
 
可充電率測定結果表

●ボーリング、温泉掘削工事
 地下水や温泉を目的にした掘削(ボーリング)を行います。掘削機はロータリー式ボーリングマシーンが一般的ですが、パーカッション式井戸掘削機を使用する場合も有ります。ロータリー式ボーリングマシーンのロッド先端にトリコンビットを取付けて掘削します。
 掘り上がったら、孔内物理検層(電気、温度検層等)を実施して帯水層を推定します。帯水層付近にスクリーン加工したケーシング(鋼管・塩ビ管・ステンレス管等)を挿入します。挿入後、圧縮空気(コンプレッサー)により孔内の泥などを洗浄します。


ロータリー式ボーリングマシン


トリコンビット


 ケーシング例

●地下水や温泉の量を調べる
 掘ったボーリング孔内にどれだけの水があるかを水中ポンプや圧縮空気(コンプレッサー)を送り測定します。水の量を段階的に変化させて調査する方法を揚水試験(温泉の場合、揚湯試験)といいます。揚水試験によりこの井戸の能力(水や温泉の量)を求めます。

揚水試験状況

●水質試験
 上水・温泉水として使用する水は水量だけでなく水質も重要です。水道法や温泉法に基づく水質試験を行い使用可能かどうか確認します。

●維持管理
 井戸は永久では有りません。目詰まり・水枯れ・管の腐食・ポンプの故障等々色々な問題があります。特に深井戸のパイプ、揚水管は長期間使用していると腐食や目詰まりが生じ、井戸能力を低減させます。井戸を安定して利用するためにも維持管理は欠かせません。
 井戸能力を向上させる方法のひとつとして、圧縮空気(コンプレッサー)を使用した孔内洗浄があります。


孔内洗浄状況



洗浄後すぐ

洗浄30分後


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